坪単価で工務店を比較するのであれば、標準仕様がまったく同じでなくては意味がありません。 実は坪単価は住宅業界で統一された定義がなく、家づくりにかかるお金をどこまで坪単価に含めるのかは、各社の判断によることになります。
坪単価が安いと思ったら、あとで本体価格とは別に、諸費用の名目で取られるだけかもしれないのです。
工務店によっては、坪単価を安く見せるため「オプション前提の、現実的にありえないローグレード仕様ばかり」なんてことがあります。 逆に「オプションなしのままでも快適に住めるような、充実した標準仕様」のところもあります。
前者は、快適に住もうと思ったら、オプションをたくさん追加しなければならなくなります。 いまどきアルミサッシが標準の住宅商品を見かけますが、熱伝導率が高いアルミサッシは省エネ住宅化が叫ばれる昨今では時代遅れの品物で、 断熱性能が極めて悪いので、省エネ性能が高い金属樹脂複合サッシや樹脂サッシにアップグレードしなければならなくなるでしょう。